当社製品の一例
Q どのような商品がありますか?
当社では、日本薬局方規格の精製水(20L)と工業用精製水(20kg)を製造しています。 また、蒸留水(20kg、10kg)も製造しています。蒸留水については、生菌(細菌)、真菌、大腸菌検査をしています。(滅菌はしていません。)
Q どのようにして作るのですか?
【当社の場合】
日本薬局方精製水, 工業用精製水(BIB) | 工業用精製水 (ポリ缶,ドラム) |
地下水 ↓ RO膜処理(1回目) ↓ RO膜処理(2回目) ↓ 蒸留 ↓ 中空糸ろ過 ↓ イオン交換 ↓ ろ過 ↓ 充填 |
地下水 ↓ RO膜処理(1回目) ↓ RO膜処理(2回目) ↓ 蒸留 ↓ 中空糸ろ過 ↓ 充填 |
※非常に多くの工程を経て、高品質な精製水に仕上がっています。
Q どのような用途がありますか?
日本薬局方精製水は、薬品の溶解水、医療器具の洗浄水、化学分析用水、その他医療用水等に用います。
工業用精製水は、薬品の溶解水、化学分析用水、バッテリー補充液、洗浄水、原料用水等に用います。
※注射液の製造に用いないでください。
Q 日本薬局方規格の水にはどのような種類がありますか?
日本薬局方規格には、「常水」「精製水」「滅菌精製水」「注射用水」があります。製法は下図のようになります。
※当社では精製水(20L)を製造しています。
Q 日本薬局方 精製水は滅菌処理をしていないようですが、生菌数はどの程度か分析は行なっていますか?
当社では、日本薬局方に定める微生物限度試験をロット毎に行なっており、判定基準に適合したものを出荷しています。
Q JIS K0557(日本工業規格)の水とは何ですか?
JIS K0557で定めた水は、「用水・排水の試験に用いる水」であり、水の種別をA1~A4に分類してあります。(下表参照)
当社の日本薬局方精製水は、ほぼA2クラスに該当します。
詳しくはお尋ねください。
JIS種別 | A 1 | A 2 | A 3 | A 4 |
電気伝導率 mS/m(25℃) | ≦0.5 | ≦0.1 | ≦0.1 | ≦0.1 |
有機体炭素(TOC) mgC/L | ≦1 | ≦0.5 | ≦0.2 | ≦0.05 |
亜鉛 μgZn/L | ≦0.5 | ≦0.5 | ≦0.1 | ≦0.1 |
シリカ μgSiO2/L | - | ≦50 | ≦5.0 | ≦2.5 |
塩化物イオン μgCl-/L | ≦10 | ≦2 | ≦1 | ≦1 |
硫酸イオン μgSO42-/L | ≦10 | ≦2 | ≦1 | ≦1 |
Q 工業薬品を希釈する際の注意点は何ですか?
アルカリ等薬品は、不純物が多い水で希釈すると、その異物と反応することがあります。又、希釈時に発生する希釈熱で高温になり、大変危険な場合があります。そのため、熱に強い材質の希釈槽を準備するなど、設備対応を行う必要が出てきます。(下欄も是非ご覧ください。)
Q 工業薬品の希釈にはどのような水を使用しているのですか?
当社におきましては、RO膜処理をした純水を使用して酸・アルカリの希釈を行っています。又、万一のための設備対応を行っています。
製品の希釈をご要望の際は何なりとご相談ください。
Q 精製水は飲んでも大丈夫ですか?
飲料用ではありませんので飲まないでください。