環境方針
当社は多様な化学工業薬品に精製、小分け、希釈、混合等の加工を施す企業です。対外的に影響を与える事業活動には、原材料の購入・保管、電気・ガス・水道の使用、製品の加工・品質管理・保管・デリバリー、構内作業等があります。
当社はこれらの事業活動が環境に与える影響を評価し、環境保全が重要経営課題であることを認識し、環境に配慮した諸々のシステムを構築し、資源の節約に努め、地球環境保全に貢献する企業を目指します。
当社は事業活動にあたり、次の事項を順守します。
- 環境保全活動ならびに環境マネジメントシステムの継続的改善を図り、また環境汚染の予防を図ります。
- 事業活動にあたって、環境に関する法規制および当社が合意した協定等を順守します。
- 当社の事業活動にかかわる環境側面を考慮して、次の項目に重点的に取り組みます。
省エネルギー活動の推進
生産ロスの低減、エネルギー効率のアップ、エコカーの導入、不要時の消灯、トラックの運行管理、輸送手段の見直し等の方策により、省エネルギーを実施します。
産業廃棄物の削減
過剰包装の廃止、使い捨て容器の通い容器化(製品及び原料)、分析廃液の処理方法改善、分別収集による再資源化等の方策により、産業廃棄物を削減します。
工場排水量の削減
納入形態変更による洗浄排水削減、廃液の再資源化等の方策により、工場排水量を削減します。
カーボンニュートラルへの取り組み
我が国政府が表明しているカーボンニュートラルに向けての基本方針・タイムスケジュールを尊重し、それに沿った形で実質CO2排出量ゼロを目指した取り組みを実施します。
2022年07月26日改定
高杉製薬株式会社
代表取締役社長 髙杉 義明
ISO14001:2015を認証取得しました。
登録証
取得範囲
医薬品、試薬、食品添加物、化学工業薬品等の製造および販売
ISO 9001:2015と併せ、ISOという国際的に評価されているシステムをツールとして取り入れ、お客様や地域をはじめとする社会の皆様からより深く信頼していただけることを目指しています。
工場の周囲は、三面に小川が流れ、高層マンションが隣接しています。当社を取り巻くこうした環境の中で、地域環境に影響を与えないための環境汚染予防強化は極めて重要であり、これまでも種々の取り組みを実践して参りました。
ISO 14001:2015認証取得を機に、更に充実した環境保全活動を推進していきます。
環境目標とその取り組み
環境方針に基づき、次のような取り組みを行っています。
省資源・省エネルギー
- エネルギー原単位の向上に努めます。
- 製品輸送の高効率化に努め、CO2 の発生を低減します。
- 容器,設備の洗浄方法を継続して見直し、洗浄水の削減に努めます。
産業廃棄物の削減
- 分別収集を継続して実施し、資材のリサイクルを推進します。
- 分析廃液の処理方法を工夫し、廃液量の削減に努めます。
工場騒音の抑制
- 機械装置の稼働音、車両の走行音等、工場から発生する騒音の低減に努めます。
活動実績
省資源・省エネルギー活動の推進
-
ポリ缶のリユース
使用済みポリ缶は回収し、当社で責任もって洗浄・再使用する、環境に優しいシステムを採用しています。
-
エネルギー原単位の向上
製造プロセスの改善などを積極的に行い、エネルギー原単位の低減を確実に実施しています。
製品の不良率低減、燃料・原材料のロスを削減する取り組みを実施しています。 -
製品輸送の高効率化に努め、CO2 の発生を低減しています
小口配送方法を見直して、配送回数を削減しました。
大型車を活用し輸送の効率化に取り組んでいます。
モーダルシフト(鉄道や船舶輸送の利用)を可能な限り実施しています。
産業廃棄物の削減
- 廃棄対象ポリ缶は樹脂の原料へ完全リサイクルしています。
- 分別収集を徹底し、金属類、段ボール・紙類のリサイクルを積極的に実施しています。
- 容器, 設備の洗浄方法を見直し排水量の削減に努めています。また、排水には特に注意を払っており、厳格なシステムで制御・監視しています。
騒音防止
隣接するマンションなど、地域にご迷惑をおかけしないよう、日々改善に取り組んでいます。
- 構内の路面補修を定期的に実施し、車両走行時の騒音低減に努めています。
- フォークリフトを、排ガス・エンジン音が発生しないバッテリー車への切り替えを順次行っています。
- 原料・製品を運搬する大型車両の騒音でご迷惑をおかけしないよう、朝の作業開始時間を1時間繰り下げ7時30分としました。
- 防音壁を南側水路に沿って設置し、構内からの音モレを低減しています。
- 機械の消音装置の能力を大幅に向上させました。
災害予防
- 5S活動、設備メンテナンスに重点的に取り組み、設備不良による事故発生を予防しています。
- 安全衛生パトロール、環境パトロール、危険予知訓練により、いつも厳しい視点で職場を点検しています。
- もし災害が発生した場合、被害を最小限に止めるための緊急事態訓練を繰り返し実施しています。
2023年 環境活動の主な実績
標題 | 目標(何を・どれだけ) | 達成状況・実績内容 | 目標達成率 |
輸送方法の効率化による エネルギー、大気汚染の削減 |
鉄道輸送(JRコンテナ)及びフェリー輸送を推進する。 トラック輸送は配送効率の向上を推進する。 |
[モーダルシフト実績]
|
100% |
納入事故を防止するため 客先設備の安全確認を推進する。 |
新規客先を含み、ひと月に6件程度 客先設備の確認を行い、 問題があれば改善を促すと共に納入方法の検討を行う。 |
年間110件の客先調査を実施し、 客先台帳の整備及び乗務員への安全教育を実施した。 |
100% |
効率生産の確保(少量多品種製造技術を確立) | 前年よりも製造工数を削減する。 作業時間を年間8時間以上削減する。 |
年間46時間以上削減 重量検品の作業時間を削減(31時間) |
100% |
製造時の洗浄排水を削減 | 作業工程を見直し、洗浄排水を前年比25トン以上削減する。 | 合計36トンの洗浄排水を削減した。 | 100% |
印刷業務の見直しによる省資源活動 | ①請求書の受発信業務を電子化し、紙への印刷を削減する。 目標値 100% ②上記に伴う業務プロセスの見直しにより省資源を図る。 目標値 業務プロセス3件 |
請求書の受取および発行を電子化した。 これにより請求書の受発信において、郵送プロセス、紙への印刷、および封筒使用数を削減した。 15,000件 |
100% |
ポリ缶およびドラムの再利用(リユース)について
ポリ缶やドラムをリユースすることにより、売り切りの場合より、大幅にコストを安くすることができます。ポリ缶やドラムを再利用し資源を節約している意味で環境にもやさしい仕組みです。薬品ごとに使用期限を設定し、また空ポリ缶やドラムを洗浄前にチェックし、安全に使用できるように管理しています。
また、使用期限を過ぎたり、使用できなくなったポリ缶やドラムはリサイクル業者に販売し、資源として利用されています。
廃棄物を出さない、ゼロエミッションの仕組みとなっています。この仕組みを維持するためには、お客様におかれましても、ポリ缶やドラムに当該薬品以外のものを入れない、汚さない、傷つけないなど、適切にご使用されることが不可欠です。趣旨をご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。
容器回収再利用システム へ
当社では薬品ごとに「専用容器」を使用し、使用後の容器を再利用しています。
カーボンニュートラルへの取り組みについて
脱炭素社会の実現に向けて新たな取り組みを開始しました。
くわしくは こちらをご覧ください。当社は Youth Econet の賛助会員です
私たちは、Youth Econet―若者の環境活動をつなぐプラットフォームを応援しています。
地球に優しく、地球を愛し、地球を守るために若者の環境活動の輪をつくります。